目次
こんにちは!
「海外経験を活かして働こう!」ワーホリキャリア.com代表の平渡です。
海外に一定期間滞在する方は渡航目的により取得するビザが変わります。
このビザに関して私達が良く頂く相談に
●帰国後の就職を考えた場合、海外に「ワーホリで行くのが良いか?(ワーホリビザ)」それとも「語学留学の方が良いか?(学生ビザ)」
というものがあります。
答えは「あなたの目的次第」ということになりますが、「帰国後の就職・キャリアアップ」を考えた場合に
●「ワーホリビザと学生ビザの違いは何か?」
●「ワーホリ・語学留学をどのようにキャリアに活かしたら良いのか?」
というテーマについてはある程度内容を理解をした上で判断をしたほうが良いと思います。
よって今回は【帰国後の就職】ワーホリと語学留学どちらが有利?というテーマについてお話させて頂きます。
帰国後の就職で「企業が評価する海外経験」とは何か?
まず始めに理解をしておきたいのが、「企業の経営者や採用担当者はあなたの海外経験の何を評価してくれるのか?」についてです。
当然企業や実際に就く仕事内容によって評価ポイントは変わりますが、一般的に海外経験者には
①実践的な英語(外国語)力
②海外での就労経験
③グローバル人材として必要な経験
を期待する企業が多いです。
従って今回はこの3点について詳しく見ていきたいと思います。
関連記事:ワーホリ後の就職を有利にする3つのポイント
https://www.j-styles.co.jp/workingholiday-kikokugojob3/
関連記事:「海外経験を活かしたキャリア形成支援事業」について
https://www.j-styles.co.jp/globalace/
①実践的な英語(外国語)力
まず企業からワーホリ・留学経験者に対する期待として多いのが実践的な英語(外国語)力になります。
学生時代に学校で勉強した英語(外国語)は「読み書き中心」になりますが、実際に企業が求めるのは「仕事で使える会話力」になります。
学生時代にTOEICで高得点をとっていながら、外国人との会話が苦手な方は想像以上に多いです。
日本は世界的にもグローバル化が遅れていると言われていますが、これからのビジネスはオンラインの急速な普及などの影響により益々グローバルになっていくだけでなく、コロナ収束後は再び「インバウンド」が活発になることが期待されています。
よって今後実践的な英語(外国語)力を身につけた若い日本人材の採用ニーズが高まるのは間違いないと言えます。
従って
致します。
尚この英語力を証明するために企業から求めれるのは「TOEIC」のケースが多く、スコアは最低700点以上は欲しいところです。
また
と思います。
理由はワーホリビザは国によって「語学学校に通える期間」に制限があり、例えばオーストラリアでは4か月、カナダでは6か月までとなっています。
よって最新のビザの要件をしっかり確認した上で、「海外現地での英語力向上計画」を立ててみて下さい。
参考:オーストラリアのビザについて~ワーキングホリデーで可能な就学期間~(KAPLAN)
https://www.kaplaninternational.com/jp/australian-visa/working-visa-study-length
参考:カナダ最新情報!2021年のワーホリビザ抽選受付中!(留学くらべ~る)
https://ryugaku.kuraveil.jp/working-holiday/countries/canada
②海外での就労経験
2番目に企業が評価する海外経験は、現地で「ローカルの方を相手にしたお仕事(就労)経験」になります。
尚ここで気を付けて頂きたいのが、
ということです。
言葉を変えると
●日本語だけで成り立ってしまう、もしくは英語によるコミュニケーションを必要としないお仕事(ジャパレスでの皿洗い、ベットメーキングなど)の経験は基本的には評価対象にならない
ということです。
わざわざ海外に行ったのに「日本語だけで成立する仕事しかやらなかった方=語学が出来ない方」との評価を受けかねません。
よって海外での仕事経験を帰国後の就職・キャリアに活かしたい方は、可能な限り
●「ローカル相手の仕事」に就いてそこでの経験を積む
ように心がけて下さい。
尚このように
です。
理由は一般的に学生ビザには就労時間の制限がありますが、ワーホリはフルタイムで働くことが出来るからです。
(国によってルールが異なるので、渡航国を決める際には事前に大使館などで最新情報を確認するようにして下さい。)
参考:各国のワーキングホリデービザについて(留学サイト.com)
https://www.ryugakusite.com/workingholiday_visa_information.html
また海外の仕事を通じてキャリアアップを実現するためには、現地企業のインターンシップに参加するのもとても良い方法です。
このインターンシップへの参加も「ワーホリビザ」で対応できるところがほとんどです。
しかしここでも「日本語しか使わないお仕事経験」では企業から評価されませんので、この点には十分気を付けるようにして下さい。
③「グローバル人材」として必要な経験
3番目に企業が評価する海外経験として「グローバル人材として必要な経験」を挙げさせて頂きます。
世の中の「グローバル人材の定義」には様々なものがあると思います。
しかし一般的に
ということになります。
よってこのような観点から考えると、「企業が求めるグローバル人材」とは下記のような人材だと整理できます。
●「日本人だけではなく、多国籍な方々をお客様に出来ること」
●「日本人だけではなく、多国籍な方々とチームを組んで働けること」
●「日本や他国の魅力や課題を、世界と比較して理解できること」
このような経験を積むために最適な方法はやはり海外現地での就労経験になります。
しかし就労経験以外にもグローバル人材として必要な経験を積める機会は沢山ありますので、
のが良いと思います。
このプランには実に様々な選択肢がありますので、一度専門のカウンセラーやエージェントに相談してみることをおススメ致します。
関連記事:ワーホリを活用して「グローバル人材」になる方法
https://www.j-styles.co.jp/whoisglobalzinzai/
関連記事:ワーホリ後の就職で武器になる3つの海外経験とは?
https://www.j-styles.co.jp/kikokugo-overseas-experience/
海外渡航のメインの目的により「ワーホリ」か「語学留学」かを決める
海外渡航の目的は本当に人それぞれですが、「今回は帰国後の就職・キャリアに有利になる」という視点から3つのポイントを紹介させて頂きました。
しかしワーホリにしても留学にしても現地で滞在できる期間には自ずと限界があると思います。
従って限られた時間の中で「一定以上の経験とスキルの習得」をするためには優先順位を決めて取り組む必要があります。
よって
●働くことは一切考えずに現地での「英語力(語学力)」習得に集中するのであれば「学生ビザ」
●仕事の優先順位を高く考えている方や、仕事プラス学校や生活などを通じてトータルで経験を積みたい方は「ワーホリビザ」
を選択すると良いと思います。
最後に
ここまで述べてきたように
●語学力の向上に集中するのであれば「学生ビザ」を活用し「語学留学」
●「海外での就労経験」「グローバル人材として必要な経験」をメインで考えているのであれば「ワーホリ」
を選択するのが良いと思いますが、ここでワーホリを選択する方に注意して欲しいことがあります。
それは
ということです。
また
●一般的に企業からは「ワーキングホリデー=長期休暇のシステム」と認識されていますので、企業からの評価があまり高くない
こともしっかり認識しておいた方が良いと思います。
よってワーホリで海外に行く場合は
●ワーホリの目的
●目的を達成するために具体的にどのような計画を立てて、現地でどのような方法で実現するのか?
●その成果を帰国後の就職でどのように活かすのか?
を出来るだけ明確にしておく必要があります。
厳しい現実としてワーホリ前からワーホリ後にキャリアップ(渡航前より良い条件で働くことが出来る)した方は全体の25%程度で、逆にキャリアダウンしてしまう方がかなり多くいらっしゃいます。
私はこの最大の理由は帰国後のキャリア・就職までしっかり考えてワーホリに行く方が非常に少ないことにあると考えています。
従ってワーホリの場合も語学留学の場合も「渡航前から始まっている」という意識を持って、貴重な皆さんの海外経験を帰国後のキャリアップにしっかりつなげていって頂きたいと思います!
関連記事:ワーホリは帰国後の就職に不利になるのか?
https://www.j-styles.co.jp/waholikikokufuri/
関連記事:ワーホリ・留学経験を有利に活かせるキャリアとは?
https://www.j-styles.co.jp/workingholiday-career/
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著者 / プロフィール
- 株式会社Jスタイルズ 代表取締役
- ワーホリキャリア.com 代表
- 渡邉美樹実践経営塾 塾頭
- 明治大学起業家紫紺会 会長
- iU(情報経営イノベーション専門職大学)客員教授
「海外経験を活かして働こう!」をコンセプトにしたワーホリ・留学経験者に対するキャリアサポート事業「ワーホリキャリア.com」を運営しています!