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こんにちは!
「海外経験を活かして働こう!」ワーホリキャリア.com代表の平渡です。
ワーホリで海外に行きその国が好きになった方は、ワーホリ後日本に帰国せずに「そのまま現地で働きたい」と考える方が多いと思います。
またワーホリを終えて一旦帰国した方の中にも、「ワーホリで渡航した国に再渡航して現地で働きたい」という相談をしてくる方も沢山いらしゃいます。
よって今回は「ワーホリ後帰国をせずに海外現地で就職する方法」というテーマについてお話しさせて頂きます。
ワーホリ後「現地で就職」するのはとても難しい?
まず「ワーホリ後現地で就職出来るのか?」という質問に答えさせていただくと
●「無理ではないが、簡単ではないので努力が必要」
というのが私の考えになります。
何故「簡単ではない」かと言うと大きく分けて2つの理由があります。
①「就労ビザ」の取得が難しい
まず最大のハードルになるのが現地で働ける資格(ビザ)の問題です。
現実的には
と言えます。
ワーキングホリデービザは年齢と期間の定めはありますが、誰でも海外で働くことが許されている貴重なビザです。
しかしワーホリビザはあくまでも「休暇+就労」を目的としていますので、一般的には働く場合にそれほど高いスキルが求められません。
しかし就労ビザの場合は
●「あなたのことをどうしても雇いたい」という雇用主を見つけて、時間とお金を投資してビザのスポンサーになって頂く必要がある
ためワーホリの時とは大きく事情が異なってきます。
具体的には、
●雇用主から「あなたを選ばなくてはいけない特別な価値」を感じて頂かない限りビザのスポンサーになって頂くことは難しいと
言えます。
また仮に雇用主が「あなたに就労ビザを発行したい」と思ってくれたとしても、最近は就労ビザの発行自体が厳しくなっているので現地で許可が下りない可能性もあるのです。
よって現地就職の最大のハードルは「就労ビザが取れるか?」になりますので、まずはこの点をしっかり理解して下さい。
②求職者のライバルが「現地のネイティブの方」と「永住権がある日本人」になる
また現地の企業の求人に応募した場合、基本的にライバルは現地のネイティブの方々になります。
多くの日本人の場合語学力のハンディがありますが、ライバルは「ネイティブ」になりますので語学力ではほとんど太刀打ちできないことになります。
また「日本人に有利な仕事」というものが存在しますが、既に現地で「永住権を持っている日本人の方々が沢山いる」のが現実です。
従ってこのようなライバルが多数いる中で、雇用主から
●「現地のネイティブ人材」「現地の永住権のある日本人」よりも、「ビザ取得の手間とコストをかけてでもあなたの方を採用したい」
と思ってもらうことが必要になってきます。
よって海外での就職は、特別なスキルがない限り相当ハードルが高いと考えた方が良いと思います。
それでも「現地で就職」する方法とは?
ワーホリ後現地で就職する難しさはご理解頂けたと思いますが、それでも現地で就職するにはどうしたら良いのでしょうか?
答えはシンプルで
ことに尽きると言えます。
そのためには2つのポイントがあります。
①「就労ビザ」を取得しやすい仕事とは?
様々なお仕事の中でも雇用主の方が「あなたにしか出来ない仕事=就労ビザを取得してでも採用したいスキル」というものが存在します。
その筆頭が「日本人にしかできない(もしくは日本人がやる方が有利な)専門的な仕事」になります。
有名なところでは海外で需要が高いにも関わらず、人材不足となっている「和食の料理人」になります。
ちなみに海外での就労ビザを取得するために、全く畑違いの仕事から「和食の料理人」へのキャリアチェンジを目指す方がいるくらいこの仕事は日本人にとって就労ビザ取得に有利になりやすいのです。
あとは「日本語教師」や「看護師」「保育士」などのお仕事は、比較的就労ビザが取りやすい仕事として良く挙げられます。
参考:日本人が海外で働くにはどうすればいい?【職種・資格など何が必要か解説します】(グローバル採用ナビ)
https://global-saiyou.com/column/view/overseas_1
②「就労ビザ」取得につながりやすい現地企業へのアプローチの仕方とは?
次に是非意識して頂きたいのが「就労ビザ」に繋がりやすい、現地企業へのアプローチの方法についてです。
あなたがいきなりローカル企業の求人に応募して「採用して欲しい」とお願いしても、門前払いになる可能性が高いです。
理由は先方の企業はあなたが「就労ビザを取得するレベルの戦力になる人材か?」を判断しかねるケースがほとんどだからです。
よって
というのがかなり現実的な現地企業へのアプローチだと言えます。
実際にワーホリで海外に行き現地で就労ビザを取得して就職した方のほとんどが
●「雇用主からワーホリでアルバイトをしていた期間の働き方を認められて、そのまま社員としてスカウトされた」
と話してくれています。
ワーホリは本採用に向けた「試用期間」として働くための仕組みとして良く出来ていて、実際に私も海外のビジネスオーナーから
という依頼を沢山受けています。
従ってまず
●ファーストアプローチは「ワーホリ」か「インターンシップ」を使って試用期間的に雇用をしてもらうところから始めるのが良い
と思います。
③本気で現地就職を狙うのであれば「渡航前からの準備」が不可欠
②でお伝えした通り、企業へのファーストアプローチは「ワーホリ(もしくはインターンシップ)の活用」がとても効果的です。
しかしここでの大きなポイントは
●「ワーホリ(またはインターンシップ)で働ける期間は限られているため、短期間で雇用主に正社員として認めてもらう必要がある」
という点です。
よって本気で現地で就職したい方は
というアプローチをすることにより、現地での就職の確率がぐんとアップすると思います。
いづせにせよまずは
●「試用期間的に仕事をして、その間に雇用主からスカウトされるように頑張る」ことがワーホリを活用した現地就職の王道
になりますので、ここを意識して上手にワーホリを活用して頂けたら良いと思います。
関連記事:オーストラリア・カナダで働くワーホリ3つの心得
https://www.j-styles.co.jp/austrailia-canada-working/
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如何でしたでしょうか?
「ワーホリ後日本に帰国せずに現地で就職する」のは簡単ではないですが、やるべきことをやればその可能性は十分にあると思います。
よって今回のアドバイスを参考にして頂き、海外での就職に強い意志を持って取り組める方は是非挑戦をして頂きたいです。
但し就労ビザの発行については雇用先の事情や、国や地域、または時期などによっても大きく変わります。
従って実際にアクションを起こす際には、しかるべき専門家に必ず相談するようにして下さいね!
参考:海外在住者に聞いた「海外就活」のリアル(COSMOPOLITAN)
https://www.cosmopolitan.com/jp/trends/career/research/a4623/useful-skills-for-japanese-living-abroad/
関連記事:ワーホリから帰国後の人生の選択肢について
https://www.j-styles.co.jp/afterworkingholiday_lifeplan/
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著者 / プロフィール
- 株式会社Jスタイルズ 代表取締役
- ワーホリキャリア.com 代表
- 渡邉美樹実践経営塾 塾頭
- 明治大学起業家紫紺会 会長
- iU(情報経営イノベーション専門職大学)客員教授
「海外経験を活かして働こう!」をコンセプトにしたワーホリ・留学経験者に対するキャリアサポート事業「ワーホリキャリア.com」を運営しています!