こんにちは。キャリアカウンセラーのAYAMIです。
前回の履歴書に続いて、今回は職務経歴書の重要性についてお伝えします。

※前編はこちらから▶▶
https://worholicareer-recruit.com/articles/column/staff%2Dblog/187

目次
１、職務経歴書とは
２、採用側の視点で考えよう
３、一年に一度はアップデート（棚卸し）を！

１、職務経歴書とは

皆さんが転職活動を始める時に準備する書類として最初に着手するのが
「履歴書」と「職務経歴書」だと思います。
特に「職務経歴書」は、
これまで自分が勤務していた会社での業務経験と
そこで身につけてきたスキルをアピールする大事な書類です。

ただ、この職務経歴書。転職活動をしている方々からよく聞くのは、
どこまで詳細に書けばいいのかわからない、
何を書けばアピールに繋がるのかわからない、という声。
確かにこれまでの仕事内容を振り返って文書化することって、
めちゃくちゃ面倒くさいですよね・・。

それにやってきたことを全部書いていたら、
とんでもなく長くなるし、かといって簡単にしすぎたら、
何にも実績がないみたいに見えてしまうし…。

特に、転職回数の多かった私はこの書類を作るのが本当に苦手でした。

というのも、これまでの仕事を全て書き出したら
A４用紙４枚（！）にもなってしまうからです。

企業の採用担当の方々は忙しい中、
多くの応募者からの書類に目を通さねばなりません。
そんな時にA４用紙４枚もの書類に目を通してくれるでしょうか・・。

実際、採用担当者が書類に目を通すのは本当にわずかな時間です。
そんな短い時間に「この応募者に会ってみたい」
と思っていただくにはどうすればいいのでしょう？
履歴書に比べて、職務経歴書はフォーマットが比較的自由な分、
他の応募者と差が出やすいのです。

だからこそ、採用側が知りたい“あなたの魅力”が伝わる「読み易い」
「わかり易い」書類でなければならないのです。

では、「読み易い」「わかり易い」とはどういうことでしょうか？
それは、読み手側の立場（＝採用側の視点）になって考えてみると、
わかってきます。

２、採用側の視点で考えよう
この「採用側の視点」で書く、ということが今回、
私がお話したい一番のキモ、の部分です。
と言いますのも、これまで私が拝見した職務経歴書でこの視点で
書かれたものが本当に少なく、一度拝見しただけでは、
この方が応募先企業から魅力的な人材と思っていただけるか
どうか判断できませんでした。

ほとんどの職務経歴書は、
ご自身の経歴とやってきた業務内容や実績等が並んでいます。
もちろん、それは間違いではないのですが、
それは「自分本位」の書類でしかなく、
「採用側の視点」にたったものではないので“もったいないな”と感じてしまうのです。

では「採用側の視点」で書く職務経歴書って？？
それは、その応募先企業がどんなスキルを持った人を
募集しているのかを採用情報やウェブサイトなどからしっかり読み解き、
理解した上で応募先の業務に繋がると思われる
自分のスキルや業務内容に整えていく、ということです。

もちろん、これは嘘をつくということではないですよ。
応募先がこれまでの業務と全く親和性がなければ、
無理に業務内容の記載を変更する必要はありません。
私は転職回数が多く、その分やってきた職種も多様だったため、
新しい仕事に応募する際には、
とにかくその応募先に必要のない業務内容を削り、
採用側がきっと参考にしないであろう業界での経験は
フォントも小さくするなどして、
採用担当者に届ける情報を最小限にしました。

一方で、応募先が知りたがっていると思われる
私のスキルや同業界での業務経験は、
太字にして目立たせ、実績を強調し、
内容も数字を入れて分かりやすくしました。
フォーマットが自由だからこそ、採用担当者の方にとって、
一番見易く、分かりやすい書類にしたいですし、
私の書類を見て「あ、この人に会って話を聞いてみたい！」と
思っていただきたいので、
職務経歴書については時間をかけて作成していました。

採用担当者が職務経歴書を通して知りたいのは、
応募者が採用基準をクリアできているかどうか、
そして、応募者が将来自社で活躍する有益な人物となり得るかどうか、です。
職務経歴書が重要である意味、おわかりいただけましたでしょうか？

３、一年に一度はアップデート（棚卸し）を！

私は毎年、年末に自分の履歴書や職務経歴書を見直す機会を敢えて作っています。
自分が１年間、何をやってきたかの振り返りにもなりますし、
今後、もしまた転職活動をするようなことがあった時に、
この振り返りをしたことで業務内容や実績が明確になっているので、
書類の修正がとても楽です。

是非、皆さんも一年に一度はご自身のキャリアを
振り返る時間を作ってあげてくださいね。

そして、書類も一緒にアップデートして来るべき
チャンスが到来した際にすぐに挑戦できる準備を進めておきましょう！

各転職支援会社のウェブサイトからは、
さまざまな職種の職務経歴書（サンプル）がダウンロードできます。

是非、参考にしていただき、
ご自身の魅力が沢山詰まった書類を仕上げてください。

もちろん、わからないことがありましたら、
我々とのカウンセリングをご予約ください！

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